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システムバスルーム
最新型のシステムバスルームは保温性やメンテナンス性に優れており、浴室リフォームの主流と言えます。(画像提供:INAX)

リフォームでご要望の多い場所のひとつが「浴室」。
日本人にとってお風呂は最も疲れを癒す空間として思い入れも強いものです。

手軽に機能性と美しさのある浴室にするために、各メーカーから続々と発売される「システムバスルーム」(メーカーによっては「ユニットバス」とも呼ばれます)は、従来のお風呂の問題点を解消した、実に内容盛りだくさんのリフォーム設備です。

しかしながら、あまりにもたくさん種類があるのでリフォームする際も、何を参考にしたら良いのか、わかりにくいという声も多く聞きます。

そこで今回はシステムバスのリフォームを検討するときのポイントと、その概算費用についてご紹介します。


費用を決定する大きな要素「浴室サイズ」

当たり前の話ですが、リフォームする浴室のサイズが違えば費用も異なってきます。

システムバスをリフォームで採用する上で便利なところは、一般的な浴室サイズに合わせてある程度規格が決まっており、その中で自分の住まいに合うサイズとデザイン・機能を照らし合わせて選んでいくことで計画を立てやすいということです。

システムバスメーカーでは「1216」とか「1721」といった品番を使ってサイズを表しています。例えば浴室の内寸が1200mm×1600mmの場合、これらの数値の上2桁をそれぞれ用いて「1216」と表記しています。メーカーによっては浴室内寸が1650mm×2100mmのものを繰り上げて「1721」と表す場合もありますが、この品番でシステムバスのおおよそのサイズがすぐにわかるようになっています。

現在のシステムバスから新しいシステムバスへの入れ替えを検討されている方であれば、現在の浴室内寸を測ることで、入れ替えできるサイズがわかると思いますが、在来浴室の場合は既存のタイル壁などをどこまで壊す必要があるかを判断し、建物の状況なども考慮し、設置できるシステムバスのサイズに制約が出てきますので、まずは工事業者とサイズについて相談してみると良いでしょう。

それではサイズごとの概算工事費用を見てみましょう。

システムバス概算工事費グラフ
【システムバスによる浴室リフォームの概算リフォーム費用】サイズによって工事価格帯は大きく異なります。(※システムバス本体は普及価格帯商品を想定)


在来浴室からシステムバスにリフォームする場合は、現在のタイル壁・床を解体撤去する必要があるため、一般的には古いシステムバスから新しいシステムバスへの交換という場合に比べ工事費用が10〜20万円程度高めになります(廃材処分費用も含む)。


浴室リフォームの際には補修工事の検討も重要
浴室工事中写真
在来浴室を解体してみたところ、土台や柱にかなりの腐食が見受けられることもしばしば。浴室リフォームの際には、こういった状況だった場合の追加工事を検討しておくことをおすすめします。(画像提供:TOTO)

在来浴室からのリフォームの場合などで特に見かけられるのですが、床や壁のタイル目地や亀裂などから水が浸入し、また浴室の湿気で構造部である柱や土台が腐食していることがあります。悪質なリフォーム業者になると、工事の完了ばかりを急ぎ、こういった場合も見て見ぬ振りをして、そのままシステムバスを付けてしまうことがあります。この腐食を放置すれば住まいそのものの耐久性や耐震強度を悪化させてしまいます。

腐食状況にもよりますが、土台や柱の補修工事は5万円前後でできますし、こういった補修工事は浴室の入れ替えのときぐらいしか手をつけることができないので、あらかじめ打ち合わせの際には補修工事についても見積りに入れておいてもらい、補修の必要がなければその分値引きしてもらうように交渉しておけば良いでしょう。工事中に立ち会って相談することができない場合には、腐食状況を撮影した写真をリフォーム後に提出してもらうようにしましょう。


いろいろ目移りする追加オプション!
浴室テレビ
【浴室テレビ】浴室を自分だけのシアターにしたいという方におすすめです。(画像提供:TOTO)

お風呂には特別なこだわりがあるからこそ、たくさんの追加オプションが各メーカーから用意されています。

特に雨でも気にすることなく浴室内に洗濯物が干せたり、寒い時期でも暖かい浴室にできる「浴室暖房乾燥機」は人気です。システムバスの気密性や断熱性を有効に使えるので、リフォームの際に追加される方も非常に多いようです。使用する機種によっては200V電源が必要な場合もありますので、電気工事の追加についても確認しておきましょう。

さらに最近注目されているのが「浴室テレビ」です。湯船につかってのんびりと大好きな映画を楽しみたいという要望も多く、10インチを超える大型液晶ディスプレイのものまで発売されています。この場合はアンテナ配線工事も必要になります。

電気設備以外にも浴室リフォームでご要望が多いのが浴槽。システムバスの標準品はFRPと呼ばれるプラスチック製のものですが、人工大理石の浴槽は質感が重厚で高級浴室を希望される方にはおすすめです。

【主な追加オプションの概算取付工事費用】
■浴室暖房乾燥機  本体10〜20万円+工事費3〜7万円
■浴室テレビ    本体10〜20万円+工事費2〜4万円
■ジェット風呂   本体10〜15万円+工事費1〜2万円 (システムバスメーカー純正品の場合)
■あわ風呂     本体10万円前後+工事費1〜2万円 (システムバスメーカー純正品の場合)
■人工大理石浴槽  FRP浴槽との差額10〜15万円 (工事費はシステムバスの設置工事に含まれる)

他にもたくさん追加オプション類はありますが、システムバスメーカーごとに対応できるものにある程度制約がありますので、リフォームする浴室のサイズが決まったらメーカーのショールームなどで相談の上、オプションを選定すると良いでしょう。そしてショールームで出してもらったシステムバス本体見積りをリフォーム業者に見せて打ち合わせをすれば、スムーズで間違いのない見積りを作ってもらえます。

システムバスリフォームは100万円近い、もしくはサイズ・内容によっては100〜200万円超のお買い物になりますから、家族の入浴スタイルや好みに合わせ、じっくりと家族会議で内容を詰めていきましょう。素敵なお風呂が出来上がったとき1番最初にお風呂に入るのは誰か!?そんなことで盛り上がる家族団らんの瞬間にきっと幸せを感じる方も多いと思いますよ。今回の記事を上手なリフォーム計画の参考にしていただければ嬉しく思います。



2006年06月13日 
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