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Q:「悪質なリフォーム業者を見抜く秘訣のようなものはありますか?」
悪質商法
悪質商法によるリフォーム詐欺は後を断ちません。しかしよくよく見てみると共通する手口があります。

悪質商法によるリフォーム詐欺は後を断ちません。しかしよくよく見てみると共通する手口があります。
先日我が家に「屋根裏を点検する」と言って突然業者がやって来ました。一通り屋根裏を点検すると、デジタルカメラの画像を見せながら「雨が屋根裏にしみこんできている。このままだと屋根が腐ってしまうので、早急にリフォーム工事の契約をして欲しい。明日までに140万円振り込んでくれれば、工事費を50万円値引く。」と言われました。怪しいので契約を拒否しましたが、悪質な業者を見抜く秘訣などはありますか?

A:「悪質業者の手口には『恐怖心をあおる』『すぐに金額を提示する』『契約を急ぐ』といった特徴があります。」

悪質業者は、施主に十分考える時間を与えずに契約を迫る傾向があります。「建物が壊れる」などといった恐怖心を与え、緊急性があるかのように誤認させ、すぐに契約を促すのが一般的です。また、施主が気が付きにくい部分(すなわち見えない部分)の修理だけを強調する傾向もあります。

「親切そうな営業担当者だったから……」
悪質営業
営業担当者が優しそうで、真面目そうであっても、提案の内容や対応がいい加減でないか、しっかりと見極めましょう。

相変わらず悪質な営業展開をしているリフォーム業者の話をよく聞きます。テレビのニュースや新聞などで多数報告されていますが、調べてみるといずれもその手口は共通しているものがあります。

リフォームに限らず、悪質商法の被害に遭われた方に聞いてみると「親切そうな営業担当者だったから、ついつい話を信じてしまった」という話が出てきます。「なんとか契約さえもらえれば、後は知ったこっちゃない。客から逃げ切るぞ!」というのが悪質業者の考え方です。

裏を返せば、悪質リフォーム業者がやっていることはパターン化しているので、注意して見ていればトラブルを回避できることも多いのです。それでは、早速その手口からトラブル回避のポイントをご紹介しましょう。

無料点検の後、不安をあおるトーク内容に要注意!
屋根裏
こんな写真を突然見せられても、我が家かどうか判断つきません。その場で見せられてもすぐに契約するのは考え物です。

ほとんどの悪質リフォーム業者は、「屋根」「床下」「排水管」「外壁」といった、住まい手が気がつきにくいところを無料で点検する口実で訪問してきます。

もちろん定期点検を売りにしている誠実なリフォーム業者もいますが、そういった業者との明らかな違いは、「不安をあおる営業トーク」にあります。

・「屋根が痛んでいるから、すぐに直さないと崩れてきて危ない。」
・「床下が腐っていて、このままだと家が傾いてしまう。」
・「外壁にひびが入っていて、このままだと家の中が水浸しになる。」
・「排水管がひどく汚れていて、放っておくと汚水が敷地中にあふれる。」

最近では手口も巧妙化してきて、事前に他の現場で撮影したデジタルカメラやビデオカメラの写真・映像で、あたかもその家が傷んでいるように思わせるといった事例も報告されています。

大規模な工事になるはずなのに、すぐに金額提示!?

悪質なリフォーム業者は、トークで不安を散々あおった挙句、すぐに契約金額を提示する傾向があります。

よく考えてみれば、大変な改修工事になるはずなのに、正確な積算もなしに工事金額を提示していること自体が不自然なのです。施主にとって良心的な工事を提供しようとする姿勢が少しでもあれば、しっかりした調査を実施し、施工方法を検討したり、資材などの仕入れ金額などを確認した上で、改めて「見積り書」を提示してくるはずです。

そもそも住宅は、見た目が全く同じ建物であっても、施工方法や傷み具合は異なります。そんな多種多様な建物を1度点検したくらいで、簡単に金額提示しているところに大きな間違いがあるのです。

基本は「見積り書」。必ず手渡しでもらおう!
見積書
書面で見積り書をもらうのは基本中の基本。悪質業者対策としてだけでなく、信頼できる業者選びの参考にもなります。

悪質リフォーム業者を見抜くだけでなく、見積り書をきちんと説明してもらうことは、リフォームにおいて非常に重要です。

以前ご紹介した記事「リフォームのプロが教える業者選びのコツ」にもあるように、「相見積り」を渋ったり、工事内容の説明があいまいな業者は、最初から選ぶべきでありません。「見積り書」もらうときは必ず書面で、そして手渡しでもらい、詳しく話を聞くようにしましょう。


不良箇所の説明は、写真など書面にまとめてもらう
改修報告書
建物の改修が必要なときに、調査結果を報告書としてまとめてもらえば、打ち合わせの手助けになります。

建物の傷んでいる箇所を説明してもらうときは、その場で写真などを見せられても、「報告書」などにまとめてもらうように、業者に依頼してみるのがおすすめです。

こうすることで普段から施主に対して、わかりやすく説明しているかどうかがわかりますし、悪質商法を繰り返している業者は証拠が残ることを嫌いますので、業者の良し悪しはこういったところからも見抜くことができます。

ただし注意していただきたいのは、他の業者にも相談するときにその報告書を見せてはいけない、ということです。他の業者にその報告書を見せてしまうことで先入観を与えてしまい、同じような内容で提案されてしまうことがありますし、もし本当に良心的なリフォーム業者であった場合、「報告書」や「見積り書」を他社に公表されることは非常に失礼な行為にあたりますので、配慮を忘れないようにしましょう。

絶対にその場で契約せず、不審な場合は他業者にも見てもらう

悪質なリフォーム業者は、とにかく契約を急かします。「今日契約してくれれば○○万円値引く!」などと、いとも簡単に大きな金額を値引く傾向があります。

こんなにも簡単に値引きができるということは、提示している金額そのものが大雑把であり、根拠の無い価格であることを証明しているようなものなのです。

すぐに契約書を会社に持って帰り、施主が不審に感じる前に工事まで終わらせてしまう、もしくは契約書さえ取り交わせば、あとはクーリングオフが適用できなくなる期日まで「担当者と連絡がつかない」などとごまかし続けることが多いようです。

不審に感じたらあいまいな返事をせず、「知っている業者がいるので、一度相談してみる。そして契約する場合は、こちらから電話する。」ということをしっかり伝えましょう。それでも契約を取り付けようとクドクド言い訳を繰り返す業者には、「では改めて正式なお見積り書と、報告書を後日持ってきてください。」と日を改めてもらうよう伝えましょう。(これでも帰らない業者だったらもはや警察を呼びましょう。)

過信と慢心が被害を拡大している現実……。

悪質商法がこんなにも出回ってしまったのには、「まさか自分がそんな悪質商法の餌食になるはずがない」という過信と慢心があります。過信と慢心がある限り、インターネットによる情報提供が進んでも、被害を防ぐことはできません。

リフォームに限らず、業者との打ち合わせは慌てないことが基本です。普段から遠慮なく話し合える業者を見つけておくことが、悪質リフォーム商法の拡大を防ぐ、最良の方法であると思います。



2007年02月23日  
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