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  リフォームで大損!悪徳業者の巧妙な手口
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今や、リフォームは珍しいことではなくなりました。住宅をより快適に、そして長持ちさせるため、様々な工事が必要になってきますが、その一方で住まい手の不安を煽ったり、巧妙な手口で契約させたりという、悪徳リフォーム業者も数多く存在しています。

そこで今回は、改めて悪徳リフォーム業者の手口とその対策法をご紹介します。




手口1)見本商法、モニター商法
塗装
足場の計画や塗装面積のチェックが必要な塗装工事において、家を見ただけで一瞬で費用を提示してくる業者には要注意!

ある時、Aさん宅のインターホンが鳴りました。玄関を開けると、そこには真面目そうな作業服姿の男性が立っていて「この地域で塗装工事のモニターになっていただけるご家庭を探しています。通常400万円の塗装工事が、モニター価格ということで250万円でご提供できるのですが、ぜひご協力いただけませんか?」とのこと。

Aさんはその場で決められないことを伝えましたが、「この地域でモニターになっていただけるお宅は1軒だけですので、次の訪問先でモニターが決まってしまったら、もうこの特別価格では提供できません」と言われ、ついついその場で契約書にサインしてしまいました。

約2週間後、業者が塗装工事に来ましたが、施工写真を撮っていく様子もないまま、普通に工事は終わりました。後になってよく考えてみると、塗料の色についてこそ打ち合わせをしましたが、塗料の材質や施工方法についてなど、詳しい話を何も聞いていないことに気付き、Aさんは騙されたのではないかと不安になってしまいました。




「モニター」で「今日だけ特価」なんてまずありえない

このAさんは、業者の営業担当者に騙された可能性がかなり高いです。そもそも「モニター」を募集していること自体が、その地域で施工実績が無いことを意味していますし、その業者が提示している定価(400万円)に根拠があるかどうかもわかりません。

一般的な戸建住宅の場合、外壁及び屋根の塗装工事は80万〜120万円前後(ウレタン樹脂系塗料の場合)ですから、このAさんの事例から考えても、契約金額は相場金額の約2倍以上です。特殊な塗料を使っているとしても、そういった点について詳しくAさんに説明をしていない点が気になります。

とにかく「特別価格」という甘い言葉をそのまま鵜呑みにするのではなく、しっかりと工事見積り書を提示してもらい、工事仕様(塗料の品質、施工方法など)について適切な資料をもらうようにして、即日契約するようなことは絶対に止めましょう。



手口2)点検商法
雨樋
点検や修理を安易に考えず、気心しれた業者に頼むのが一番安心ですね。

Bさんは突然訪問してきた作業員風の男に「お宅の雨樋が外れかけていますよ。この近隣のリフォームを担当しているものなのですが、ちょうど今、はしごも車に積んでありますし、ご挨拶代わりに無料で直してあげますよ」と言われました。Bさんは「無料」という言葉に惹かれ、そのまま頼んでしまいました。

しばらくして業者を名乗る人が屋根から下りてくると、「気になったので屋根も見てみたら、瓦がだいぶダメになっていますね。多分この様子だと、屋根の下地にまで雨水が回っているから、放っておくと雨漏りの原因になります。早いうちにリフォームした方がいいですよ」と言われ、Bさんはそのまま工事を頼んでしまいました。



点検したのなら、点検報告書を出してもらう

「点検商法」と呼ばれるこのやり方にはかなり気をつけなければいけません。ましてや、突然来た業者にいきなり点検や修理を頼むのは、もってのほかです。上記パターンの場合、この業者が悪質かどうかは断定できませんが、点検などを実施したのであれば、書面にて報告書などを提出してもらった方が良いでしょう。

また、屋根や床下といった見えにくい部分の場合は、写真などを撮影してもらい、日を改めて報告書にまとめてもらうようにしましょう。この時、特に気をつけておきたいのは、デジカメで撮影した(と思われる)写真を、その場で見せるだけで信用させようする悪質業者がいるということです。屋根裏や床下など、他人の傷んだ住まいの写真を見せる事例も増えています。

点検商法で多い手口としては、「屋根」「雨樋」「テレビアンテナ」「水道メーター」「排水管」など、住まい手が普段あまり気にしていない部分をターゲットにしたものがほとんどです。くれぐれも知らない業者に勝手に家をいじらせないようにしましょう。




手口3)成りすまし商法
マンホール
敷地内のマンホールや設備機器などを、悪意のある業者が商売のネタとして狙っているかもしれません。

ある日Cさんが帰宅すると、作業服姿の男性が敷地内のマンホールを開けていました。するとその男は「いつもお世話になっております。勝手にお邪魔して申し訳ありません」と元気に笑顔で挨拶をしてきました。思わずCさんは普段浄化槽の点検を依頼している業者だと思い、「○○設備さんですか?」と聞いたところ、「はい」と返事をするので、安心してそのまま自宅に入りました。

しばらくしてその男が「すいません。今、点検していて配管内に油汚れによる詰まりがありましたので、洗浄剤を入れて直しておきました。今日は薬品代10,500円を頂戴したいのですが……」と言いました。Cさんは疑問に感じましたが、一生懸命作業をしているようだったので、そのままお金を支払ってしまいました。

後日、Cさんが○○設備に確認してみると、その日に訪問した社員などおらず、まったくのデタラメであることがわかりました。しかしその男は領収証も置いていかなかったため、泣き寝入りするしかありませんでした。



リフォームの「オレオレ詐欺」には身分証明を

あたかも知り合いの業者に成りすますその手口は、一時期非常に多発した電話での「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」に似ています。金額こそ低料金なので、気にせず払ってしまう人も多いようです。

面識のある人で、間違いなく知っている業者の担当者であることが明白である場合は別ですが、初対面の人にいきなりお金を渡すのは考え物です。悪質な業者は絶対に身分を明らかにしません。少しでも不審に感じたら、「後で会社に確認したいことがあるから、名刺をください」と伝え、証拠を残すように促すべきでしょう。ほとんどの悪質業者はこれで退散するはずです。




手口4)引継ぎ商法
カモ名簿!?
悪質業者たちは、カモになりやすい顧客の名簿を作成して、繰り返し狙うのです。

Dさんが自宅にいると、スーツ姿の男性が尋ねてきました。話を聞くと、以前リフォーム工事を頼んだ業者が廃業し、その業者からお客様のフォローを引き継いだので、挨拶と点検に来たとのこと。確かにDさんは以前、某業者に仕事を依頼したことがあったので、全く疑いもせずにその男性を自宅に招き入れました。

その男性は改めて名刺を提示し、某業者によって施工された工事についてもよく知っていて、丁寧に説明してくれる人だったので、Dさんは完全に信用してしまいました。

するとその男性は「以前○○社で施工した耐震金物に不備があって、おそらく現況のままでは地震のときに危ないかもしれません。このままだと前回の工事は全く無意味なものになってしまいます。今回有料にはなってしまいますが、補修工事を半額でご提供しますので、補強工事をさせていただけませんか?」と言いました。Dさんはまじめそうな男性をすっかり信用していたので、そのまま工事を発注し、言われるがままに50万円を支払いました。





貴方の名前が「カモ客名簿」に載っているかも!?

経済状況がますます混迷する昨今、確かに廃業した業者の業務を引き継ぐ企業も多く存在します。それを逆手に取って、悪用するパターンがまさしく上記のDさんの事例です。

実は、かつて悪質リフォーム業者に引っかかったことがある人は、再び狙われやすいのです。悪質リフォーム業者はこういったカモになりやすい客を「カモ客」として名簿にまとめ、悪質業者間でその名簿をやり取りしているのです。Dさんの事例で出てきた廃業したという業者も、もしかすると悪い噂が出回ってしまったので会社を廃業し、全く違う会社名で商売し続けている可能性もあるのです。




悪質業者を遠ざけるには毅然とした態度と冷却期間

悪質業者の手口で共通していることは、嘘や脅しなどを巧妙に利用し、原価の何倍もの売上を作ることです。業者はその金額が妥当であるかどうかを施主に判断させる時間を出来るだけ少なくさせ、即契約させようとするのです。

消費者を守るための制度として「クーリングオフ」があります。契約書面を受け取ってから8日以内であれば無条件で解約ができますが、悪質業者はあの手この手でクーリングオフを妨げようとします。「解約には50%の損害金が発生する」だとか、「この工事はクーリングオフ対象外」だとか、平気で嘘を並べます。こういった業者に対抗するには毅然たる態度が必要ですから、内容証明郵便などを利用すべきです。

でも一番良いのは、こういった業者と最初から係わり合いを持たないことです。少しでもおかしいなと感じたら絶対に即答せずに、「家族と相談する」とか「知り合いの建築士がいるので、工事が妥当かどうか相談する」などと言って、冷却期間をおきましょう。また、併せて当サイトをご活用いただき、日頃から工事金額の相場やポイントなどをしっかりチェックして万が一に備えましょう。


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2008年03月17日  
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