ノロウイルスそのものは塩素薬剤(次亜塩素酸ナトリウム)に対して弱く、日々の衛生管理を徹底し、感染者が発生してしまった時の対策さえ間違えなければ、二次被害を食い止めることは十分可能です。

しかしながら、塩素薬剤の特性を理解せず、安易な解釈で清掃作業を実施してしまうと、ノロウイルスの動きを食い止めることができずに新たな感染者を生み出してしまうことにつながります。

そもそも塩素薬剤は有機物質と結合しやすいという性質があります。厚生労働省のリーフレットでも高濃度での薬剤使用が推奨されているのもそのためです。

高濃度の塩素薬剤は目や鼻粘膜への刺激や強烈な臭い、そして腐食性が高いことから金属部を腐食させ、衣類を傷めてしまうというデメリットもあるため、施設スタッフ、利用者の利便性を考えると、実際の施設では非常に使いづらいというのが現状です。